- 農産情報
- 2022年10月20日 11:05
2022年10月農産情報
《 国内の野菜 》
< 北 海 道>
ばれいしょ
収穫はすでに始まっております。生育状況はここ数年来と同様低温及び長雨の影響で不作傾向です。
たまねぎ
収穫時期は例年よりも若干早めに始まっております。生育状況は昨年の大不作からは回復しており、例年並みの水準で推移しております。
とうもろこし
収穫が終了しました。生育状況はここ数年の豊作から一転、低温及び長雨の影響で不作傾向です。
<関 東 >
ほうれん草
播種は終了しており、このまま順調に生育すれば早くて11月中旬より収穫予定です。
《 中国の野菜 》
< 山 東 省 >
9月の青島地区最低気温15℃、最高気温30℃で推移しており例年並みの気温です。また台風の影響で一部の作物に影響が出ている地区もあります。
さといも
山東省地区の里芋新物原料は高騰している状況です。 原因は他作物でもお伝えしましたがとうもろこし、小麦等の糧食栽培をするように中央政府から指示が出ています。それに伴う補助金などもあり、農家の栽培意欲が減少。これにより栽培面積が大幅に減少しました。その他として8月以降に続いた長雨が生育に悪影響を与えることから、反収が大幅に減少する見通しです。 新物価格は上記原料事情に加え、円安の影響などもありますので高騰する見通しです。
ば れ い し ょ
河北省、内モンゴル地区では8月下旬より収穫が始まり、10月上旬迄収穫が続く見通しとなっています。一部、雨の影響を受けた圃場があり例年よりも約10%減産の見通しとなっており原料価格も高止まりの状況です。
たまねぎ
甘粛省での収穫は今現在も続いている状況です。作柄は例年並みを推移していますが中国国内での需要が高まっており、その他輸入原料に対する栽培意欲が減少していることから原料価格は高止まりで推移している状況です。
オ ク ラ
収穫生産は9月で終了予定となっています。作柄は昨年並みで推移しています。
な す
収穫生産は今現在も続いている状況となっています。作柄は例年並みを推移していますが油等の高騰が影響で価格は高止まりとなっています。
ご ぼ う
原料の収穫が始まりました。大雨の影響を受けており昨年よりも約10%減産の見込みです。また、里芋同様、中央政府の糧食栽培の指示の為、ごぼう自体の栽培面積も減少していることから原料価格は高騰している状況となっています。
に ん じ ん
河北省の収穫は終了しました。雨の影響を受けており生育状況はあまり良くありませんでした。太い原料が少なく型抜きする商品の原料が少なくなっている為価格に影響する可能性があります。
ほうれん草
9月上旬には播種が終了することが出来ております。一番早い収穫は10月下旬を予定しています。作柄は今のところ例年並みで推移しています。
冬瓜
収穫生産は9月中旬終了致しました。作柄は例年並みとなっております。
かぼちゃ
かぼちゃも里芋やごぼうと同様に中国の中央政からの指示により栽培面積が大幅に減少しています。また異常気象の影響もあり反収が例年よりも約20%減少しています。 上記の理由から今年のかぼちゃ原料価格は高騰しており、値上げせざるを得ない状況となっております。
< 浙江省 >
晴天は20日間あり、曇りと雨が2日間ありました。最高気温36℃、最低気温18℃でした。
ブロッコリー
移植が終了しており順調に生育しています。栽培面積は例年並みであり、このまま順調に生育すれば11月中旬より収穫開始の見通しとなっています。
カリフラワー
ブロッコリーと同様な状況となっています。
枝 豆
むき枝豆の加工は9月で終了となりました。高温と干ばつの影響を受けていること、栽培面積が減少していることから原料価格は高止まりとなっています。
さつまいも
高温干ばつが長く続いており生育状況は悪く、減産の見通しとなっています。
れんこん
収穫は始まっており生育状況は昨年並みを推移しています。しかし栽培コスト(肥料、運賃、ガソリン、人件費)が上昇しており原料価格に影響が出ています。
《 諸外国の野菜 》
< ペ ル― >
グリーンアスパラ
2022年2nd CROPの生産が開始されました。
< エクアドル >
ブロッコリー
当初気温の低い日もありましたが、現在は暖かくなっており、生育は順調に推移し、供給数量に関しては問題ございません。