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農産情報
2023年2月17日 16:10

2023年2月農産情報

日本の景気は、資源高の影響を受けつつも、新型コロナウイルス感染症と経済活動の両立が進んでおり海外からのインバウンドもあり経済は多少持ち直しているように見えます。 物価面では12月の消費者物価指数が前年同月比4.0%上昇と41年ぶりの上げ幅となっており、引き続き海外の経済・物価動向、今後のウクライナ情勢の展開や資源価格の動向による日本経済・物価への影響を十分注視する必要があります。

《 国内の野菜 》

農林水産省の2023年1月の野菜卸値見通しによると、調査対象14品目ほぼ平年で推移見通です。中でもキャベツ、ナスが安値傾向となる見込みです。(※調査対象14品目:だいこん・にんじん・はくさい・キャベツ・ほうれんそう・ねぎ・レタス・きゅうり・なす・トマト・ピーマン・ばれいしょ・さといも・たまねぎ)

< 北 海 道 >

ばれいしょ

低温及び長雨の影響で不作となりました。腐れや空洞イモが多く見られ2023年新物迄の原料確保が難しそうです。                                                     

かぼちゃ

作柄は例年並みですが、人手不足で作付けを減らしている地域もあり原料は年々減少傾向です。また加工に関しても同様に人手不足による生産が影響しますので、数量の確保は年々厳しくなっています。

関 東 >

ほうれん草

茨城で収穫・生産本番で作柄・収量とも順調に推移しています。

九 州 >

ほうれん草

収穫・生産とも順調に推移していましたが、1月下旬の降雪の影響による減産が懸念されます。

《 中国の野菜 》

< 山 東 省 >

1月の青島地区最低気温-4℃、最高気温11℃、平均最高気温は5.65℃と例年と比べ暖かくなりました。

ご  ぼ  う

今年は例年に比べ原料価格は高騰しました。現在は貯蔵原料での加工となっております。

に ん じ ん

異常気候の影響で減産となり太い原料が少なく型抜きする商品の原料が少なくなりました。価格も例年に比べ高騰しました。

ほうれん草

山東西部では3月から収穫・生産開始予定です。山東東部では4月中下旬に本格的に生産が始まる予定です。

< 浙江省 >

晴天は13日間あり、曇りと雨が3日間ありました。最高気温20℃、最低気温-5℃でした。

しいたけ

これから収穫、加工が開始されます。価格は上昇傾向となっております。

ブロッコリー

収穫、加工中のはずでしたが、中国国内でのコロナウイルス感染拡大で工場が稼働不足となっています。旧正月明けからフル稼働のフル稼働の見込みですが、予定生産数量に達しない可能性が出てきています。

カリフラワー

ブロッコリーと同様な状況となっています。

菜 の 花

生育は今のところ順調に推移しています。収穫・生産は3月初めを予定しています。

2月農産情報写真.jpeg

菜の花生育状況

きぬさや

生育は今のところ順調に推移しています。収穫・生産は4月中旬を予定しています。

《 諸外国の野菜 》

< エクアドル >

ブロッコリー

生育は順調に推移し、供給数量に関しては問題ございません。

< ペ ル― >

グリーンアスパラ

2023年1st CROPは2月後半から収穫開始予定です。

< ニュージーランド >

グリンピース

11月中旬から収穫、生産をスタートしましたが、途中低温と日照不足があったため収穫は計画より10%程度減少する見込みです。

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