- 農産情報
- 2023年9月15日 13:50
2023年9月農産情報
《 国内の野菜 》
< 北 海 道 >
8月は気温が高く、降水量も多く、日照時間は平年並みでした。昨年同時期の低温、長雨とは打って変わった状況であり、作物によっては収穫期に入ってますが、どの作物も1週間程度早く生産開始となっております。
いんげん
収穫生産開始が7/20頃からと過去最速となり、8/上旬に終了しました。作柄としては天候にも恵まれ豊作となりました。後半は、気温の上昇により過熟原料の発生見受けられました。
枝豆
収穫生産が例年より約1週間早い8/中旬開始しました。夜も暑い日が続き寒暖差がないので、実のなりが少ない状態も出ています。生産終了は9/上旬予定です。
とうもろこし
収穫生産は8/上旬と過去最速の開始となりました。暑さと水不足の影響で一部原料に皺が発生しているのも見受けられます。生産終了は9/上旬予定です。
ジャガイモ
生育は平年よりも早く進んでいます。収穫時期は9月を予定しています。
たまねぎ
生育、収穫は平年よりも早く推移しています。
< 関 東 >
ほうれん草・小松菜
枝豆の収穫生産後に秋作の作付けを行う予定ですが、気温の高止まりが懸念されます。
《 中国の野菜 》
< 山 東 省 >
8月の青島地区の平均温度は例年よりやや高く、降水量は例年並みとなっています。最低気温21℃、最高気温32℃・平均最低気温:24℃・平均最高気温29.2℃
冬 瓜
4月中旬種まき、7月上旬より収穫が始まっております。作柄は例年並みです。
ご ぼ う
8月下旬より原料の収穫がはじまりました。作柄は例年並みとなっています。
さといも
4月上旬に種まきは終了しています。原料収穫時期は9月下旬を予定しています。種芋の原料価格が高いため、栽培数量は少なく、栽培面積も減少しています。
ジャガイモ
山東省原料の収穫は7月上旬に終了、異常気象の影響で約10%減産見込みです。河北、内モンゴル、東北地方の原料は8月下旬より始まっています。国内需要及び輸出のニーズが多く、原料価格は高騰しております。
たまねぎ
甘粛の原料は8月下旬より収穫が始まりました。作柄は例年並みの状況となっています。
オクラ
収穫生産は続いており9月中旬に終了予定です。作柄は例年並みとなっています。
ナ ス
9月下旬まで収穫、生産は続く見込みです。作柄は例年並みとなっております。
冬 瓜
収穫は続いており、作柄は例年並みとなっております。
ピーマン
緑色ピーマンは河北、内モンゴルの収穫は8月中旬に終了しています。黄色、赤色ピーマンは河北、内モンゴルの収穫は8月中旬より開始しています。原料価格は昨年より15~30%程高騰しています。
かぼちゃ
圃場は内モンゴルと黒龍江省となっています。内モンゴルでの生育状況は例年並みを推移しております。しかし黒龍江省では天候不順の影響で約20%減産見込みとなっています。原料相場には若干影響が出ています。
< 浙江省・江蘇省 >
曇りと雨20日間、晴れ3日間、最高気温36度、最低気温21度を推移しています。
枝 豆
浙江省地区での生産は終了しています。栽培面積の減少と生育中の低温よる減産となっていましたが原料相場に影響がでるまでには至っていません。江蘇省地区では現在、収穫が始まっています。生育状況は順調で原料価格は昨年並みを推移しています。生産は9月中旬まで続く見込みとなっています。
ナ ス
現在も収穫、加工は続いております。原料価格は例年並みとなっております。
レンコン
生育状況は順調で、加工開始は9月初めになる見込みです。
ブロッコリー・カリフラワー
江蘇、浙江省地区にて栽培が開始されました。収穫時期は早くて11月を予定しています。
小松菜・青梗菜
生育状況は順調です。
《 諸外国の野菜 》
< ベルギー >
ポテト
インフレの影響で人件費が高騰しております。また原料費も高値で推移しており今年の新物(2023CROP)は昨年よりも大幅に高騰する見通しです。
< ペ ル ― >
アスパラガス
新物は9月頃からの収穫開始予定となっております。インフレの影響で人件費等のコストが大幅に上がっており、2023年2nd CROPは価格が大幅に高騰する見込みです。
<エクアドル>
ブロッコリー
生育は順調です。7月初めに降雹があり、影響が心配されましたが原料への影響は限定的とのことです。