- 農産情報
- 2023年10月15日 00:00
2023年10月農産情報
《 国内の野菜 》
< 北 海 道 >
9月は気温がかなり高く、降水量は多く、日照時間は少なかったです。生育、収穫は平年よりも早く進行しております。今夏は異常気象ともいえるほどの猛暑が続き、気温がお盆以降も下がらなかったため、各作物で高温障害が発生しており、反収や品質への影響が心配されます。
ばれいしょ
収穫が始まりました。芋の付き具合はやや多く、豊作が期待されます。
たまねぎ
収穫は平年よりも早く推移しています。早生種に関しては例年並みで推移しましたが、中生種・晩生種は他作物同様に高温障害が発生している模様です。
とうもろこし
過去最速の収穫開始となった今季ですが、高温により特に晩生種で皴の発生が見受けられます。
えだまめ
平年よりもかなり早く、9月上旬には収穫が終了しました。当初は豊作を予想しましたが、その後の高温により予想よりも反収が下がりました。最終的には平年並みとなる見込です。
かぼちゃ
これから収穫期を迎えます。毎年続いています作付面積の減少傾向に加え、重度の日焼けなど高温障害も発生している模様であり、原料の確保が心配されます。
いんげん
本格的な猛暑の始まる前に収穫が終了しています。結果的に好天に恵まれた形となった為、概ね豊作となりました。
< 関 東 >
ほうれん草・小松菜
播種が始まり現在生育中ですが、気温の高止まりが懸念されます。
《 中国の野菜 》
< 山 東 省 >
9月の青島地区は最低気温18℃、最高気温30℃で推移しており例年よりやや高め、降水量は例年並みでした。
た ま ね ぎ
甘粛省の原料は8月下旬に収穫が開始され、9月末に終了となりました。作柄は例年並み となっております。
ご ぼ う
8月下旬に収穫が開始され、10月上旬に終了予定となります。作柄は例年並みで推移しています。
ばれいしょ
河北省、内モンゴル、東北地方の原料は8月下旬に収穫が開始され、9月中旬終了しました。作柄は例年並みとなっております。
里 芋
種芋の価格が高いこと、また中国政府の食料自給率を上げる政策で小麦等の糧食栽培には 補助金が出る為、栽培を切り替える農家もいて、栽培面積は減少しています。ただし、現時点で作柄は良いため数量は昨年並みの予測となっております。
な す
収穫生産は9月20日頃終了となりました。作柄は例年並みとなっております。
オ ク ラ
収穫生産は9月中旬に終了となりました。作柄は昨年並みとなっております。
南 瓜
東北産地については台風の影響により、約20%減産する見込みとなっております。河北省、内モンゴルの原料は8月下旬に生産が開始され、9月中旬に終了となりました。作柄は例年並みとなっております。
小松菜・青梗菜
8月下旬に種まきを行い、10月中旬に収穫開始予定となっております。
作柄は例年並みの推移となっております。
ほうれんそう
8月末に種まきを行い、10月下旬に収穫開始予定となっております。
作柄は例年並みの推移となっております。
春 菊
8月下旬に種まきを行い、10月中旬に収穫開始予定となっております。
作柄は例年並みの推移となっております。
白 菜
7月中旬に種まきを行い、10月中旬に収穫開始予定となっております。
作柄は例年並みの推移となっております。
< 浙江省 >
晴天は14日間あり、雨天が8日間ありました。最高気温34℃、最低気温15℃でした。
な す
収穫生産が終了間近になっております。原料価格は例年並みとなっております。
枝 豆
浙江省での生産は終了しています。栽培面積の減少と生育中の低温よる減産となっていましたが原料相場に影響がでるまでには至っていません。 江蘇省では、9月末に収穫生産が終了となります。生育状況は順調で、原料価格は例年並みとなっております。
れんこん
生育は順調で、収穫生産が開始されました。原料価格は例年並みとなっております。
ブロッコリー
江蘇省では生育は順調で、収穫は11月初旬となる見込みです。栽培面積は例年並みとなっております。浙江省では移植が実施されました。収穫は12月中旬となる見込みです。栽培面積は例年並みとなっております。
カリフラワー
江蘇省では生育は順調で、収穫生産の開始は12月初旬となる見込みです。
し い た け
浙江省での栽培は減少していますが、江蘇省・東北地方では栽培が増えており、穴埋めの役割を果たしております。生育は順調で、収穫生産の開始は10月となります。
小松菜・青梗菜
順調に生育中で、収穫開始は10月末となる見通しです。
《 諸外国の野菜 》
< ベルギー >
ポテト
新物(2023CROP)の収穫が始まりました。インフレの影響で人件費が高騰、また原料費も高値で推移しており、昨年よりも大幅に高騰する見通しです。
< ペ ル ― >
アスパラガス
新物(2023CROP)の収穫が始まりました。インフレの影響で人件費等のコストが大幅に上がっており、価格が大幅に高騰する見込 みです。
<エクアドル>
ブロッコリー
生育は順調です。