HOME  >  イズックス通信  >  農産情報

Izux NEWSイズックス通信

農産情報
2022年8月16日 14:36

2022年8月農産情報

今年は各地で過去最速となる梅雨明けを記録しましたが、7月に再び梅雨に入り、国内農作物の生育に遅れが出る地域がありました。 コロナウイルスにつきましても第7波となる変異株BA5が猛威を振るい、各地で感染者が大幅に増加しております。感染拡大に伴い一部地域の交通機関では人員不足の為、運休する等の混乱も見られ、夏休み期間の行動制限、感染への警戒が高まっております。

《 国内の野菜 》

< 北 海 道>

とうもろこし・いんげん・じゃがいも・枝豆

7月の長雨の影響により、一部地域(十勝地方)では反収減の懸念があります。

<関 東 >

ほうれん草・小松菜

生産は終了しております。枝豆の生産終了後に秋作の作付けを行う予定です。

《 中国の野菜 》

< 山 東 省 > 7月の青島地区の平均温度は例年並みでした。7月上旬の雨が、収穫中の作物に影響を与えております。

ば れ い し ょ

収穫時期は6月末~7月上旬の予定です。連日の降雨により、収穫中のばれいしょに影響がでており、反収は平均で約2030%減産の見込みです。これにより原料価格は昨年に比べ上昇しております。原料の黒筋、腐敗が多く、歩留まりは例年より約10%低くなる見込みです。

たまねぎ

山東省の原料収穫は6月中に終了しました。作柄は例年並み、中国国内の引き合いが強いにも関わらず、栽培面積が増えていない為、原料相場は価格は高止まりの状況で、製品価格高騰は避けられない状況です。

オ ク ラ

6月下旬から収穫が始まりました。一部地域では(荷沢圃場)大雨により、収穫量に影響が出ている模様です。

ナス.jpg

な す

山東省の露地原料の収穫は6月下旬から始まりました。作柄は例年並みですが、油の価格が大幅に上昇しており、ナスフライの価格上昇は避けられない状況です。

ご  ぼ  う

6月末に倉山原料の収穫が始まりました。長雨など異常気象の影響で、反収は10~20%減産する見込みです。山東済寧地区では9月末収穫開始予定です。

に ん じ ん

夏作の収穫は終了しました。他の作物同様に収穫期間中の多雨により、中心部の黒変が 発生しており、歩留まりが約10%低くなる見込みです。

ピーマン.jpg

ピーマン

ここ数年原料価格の下落傾向が続いており、生産者の栽培意欲が減少しております。栽培面積は昨年に比べ、3割減少しており、更に7月の多雨による日照不足の影響で反収も下がり、減産となる見込みです。

< 浙江省 > 最高気温41度、最低気温23度.平均最高気温35度、平均最低気温25度、晴天日が多い月となりました。

い ん げ ん

収穫、加工は終了しました。後期に入ると原料の質が下がり、歩留まりの低下によるコストの上昇を引き起こしましたが、相場の変動には及びませんでした。

枝豆1.png枝豆2.png

枝     豆

現在、収獲加工期間中です。7月に入ってから連日の高温、干ばつ状態が続き、作物の生育に大きく影響が出ており、約20-30%の減産見込みとなる為、原料価格は上昇しております。 莢付き枝豆の生産は7月いっぱいまで継続し、剥き枝豆は9月まで続く見込みです。

れんこん

生育は順調に推移しております。早期収穫は9月頃になる見込みです。

《 諸外国の野菜 》

依然として船便の入船スケジュールに遅延が発生しております。

< ペ ル― >

グリーンアスパラ

肥料の高騰・入荷遅延により2022 1st CROPの収穫量は計画より減少しました。22CROPの生産は8月末から9月初旬に開始予定となっております。

< エクアドル >

ブロッコリー

6月中旬より発生したストライキは収束し、7月より通常通り生産しております。生育状況については平年並みで推移しております。

アーカイブ

冷凍野菜のことならお気軽にお問い合わせください