- 農産情報
- 2023年8月15日 09:00
2023年8月農産情報
《 国内の野菜 》
夏野菜の出荷が本番を迎える季節となりましたが、近年は毎年のように全国で起きる大雨の影響で価格変動が大きくなっております。一部の生鮮野菜では出荷量が減少しており、高値が続いているものがあります。
< 北 海 道 >
7月は気温がかなり高く、降水量は平年よりも多く、日照時間は平年並みでありました。昨年同時期の低温、長雨とは打って変わった状況であり、各農産物の生育は平年よりも早く進んでおります。これからは各作物の収穫期が続きますが、好天を期待したいところです。
いんげん
生育は平年より早く進んでおり、収穫期に入っております。
枝豆
生育は平年より早く進んでおります。収穫時期は8月下旬を予定しております。
とうもろこし
生育は平年より早く進んでおり、1週間程度早めに収穫期を迎えそうです。
ジャガイモ
生育は平年より早く進んでおります。収穫時期は9月を予定しております。
たまねぎ
生育は平年並みに推移しております。
< 関 東 >
ほうれん草・小松菜
春作の生産は終了しました。枝豆の収穫生産後に秋作の作付けを行う予定です。
< 九 州 >
小松菜
春作の生産は終了しました。長雨により最終的な製品数量に影響が出ています。
《 中国の野菜 》
< 山 東 省 >
7月の青島地区の平均温度は例年よりやや低く最高気温は例年より暑くなっております。降水量は先月に比べ多くなりました。(最低気温21℃、最高気温31℃・平均最低気温:23.3℃・平均最高気温29.2℃、例年7月の平均温度は最低:23.5℃、最高:27.4℃)
冬 瓜
4月中旬種まき、7月上旬より収穫開始予定です。作柄は例年並みです。
ジャガイモ
山東省原料の収穫は7月上旬に終了、異常気象の影響で約10%減産見込みです。河北、内モンゴル、東北地方の原料は8月中下旬収穫開始予定です。国内、輸出ニーズが多く、原料価格は高騰しております。
たまねぎ
一部では収穫は終了しており作柄は例年並み程度となっております。
オクラ
収穫は終了しております。作柄は例年並みとなっております。
ナ ス
収穫、生産を行っております。作柄は例年並みとなっております。
冬 瓜
7月上旬から収穫を開始しております。作柄は例年並みとなっております。
ピーマン
緑ピーマンの収穫は河北、内モンゴルで開始しております。赤黄色ピーマンは8月中旬から収穫を開始を予定しており、作柄は例年並みとなる見込みです。
< 浙江省・江蘇省 >
曇りと雨9日間、晴れ12日間、最高気温39度、最低気温23度。
枝 豆
収獲、加工は終了しております。栽培面積の減少と小幅の減産となっている。むき枝豆もあり生産は9月半ばまで続く見込みです。
ナ ス
収獲、加工を行っております。原料価格は例年並みとなっております。
レンコン
順調に生育しております。収獲、加工開始は9月初めになる見込みです。
ブロッコリー・カリフラワー
栽培が開始されました。
《 諸外国の野菜 》
< ベルギー >
ポテト
エネルギー、梱包材、油の価格は落ち着いてきていますが、インフレの影響で人件費と原料費が高騰しております。2023CROP分は昨年比で為替差異が大きく価格は大幅に高騰する見通しです。
< ペ ル ― >
アスパラガス
新物は9月頃からの収穫開始予定となっております。インフレの影響で人件費等のコストが大幅に上がっており、2023年2nd CROPは価格が大幅に高騰する見込みです。
<エクアドル>
ブロッコリー
生育は順調です。7月初めに降雹があり、影響が心配されましたが原料への影響は限定的とのことです。