- 農産情報
- 2021年11月30日 18:24
2021年11月 農産情報
このまま第六波もなく、安心して外出や外食が可能となり経済活動が活発となることを切に願うばかりです。
国内の野菜
北海道
馬鈴薯
不作の為、大幅に減産しております。もともと生鮮用が中心の道南地区が特に不作の為、加工原料も生鮮に回り、さらに原料が減少致しました。
大豆
乾燥大豆の出荷は12月頃を予定しております。作柄は平年並みです。
かぼちゃ
作柄は平年並みですが、やや小玉傾向にあります。
関東
ほうれん草・小松菜
現在生育中です。作柄は平年並みを予想しております。
九州
小松菜
小松菜は生産開始しております。
ほうれん草
ほうれん草の生産は12月以降の見込みとなります。
中国の野菜
人件費、運送、資材等が年々値上りを続けておりますが、世界中で起こっている海上運賃の上昇が
日中航路も対象となり中国産の価格上昇始まっております。またコンテナ不足問題は続いており入荷遅れが生じております。
山東省
気候
10月の青島地区の最低気温は6℃、最高気温は26℃となり。例年の最低気温に比べかなり低くなり、雨も例年より多くなりました。
ごぼう
山東済寧地区では12月初旬頃に収穫が終わる予定です。
作柄は例年並みですが、人件費等の上昇で商品価格に影響が出る見込みです。
なす
10月中旬に収穫と生産は終了。異常気象の影響で反収が例年の50%以上減産と
なっております。
南瓜
9月末から生産開始しております。多雨の影響と今年栽培面積の減少により原料価格は高値で推移しております。
さといも
低温・干ばつ等の影響で地域によっては反収が10~20%減少する見込みです。
原料価格は既に昨年比で大幅に上昇しております。
小松菜・青梗菜
9月中旬から10月上旬にかけて続いた50年ぶりの大雨の影響で原料は大きく被害が出ております。反収は例年比で80%減産する見込みとなっており原料確保も難しく原料価格も例年の2倍程となっております。
ほうれん草
小松菜、チンゲン菜同様に大雨の影響で反収は例年比80%減産の見込みとなっており
原料確保も難しく原料価格も例年の2倍程となっております。
ブロッコリー・カリフラワー
10月上旬に収穫を開始。雨の影響で20%程減産となる見込み。
浙江省
気候
10月の浙江地域の最低気温は18℃、最高気温は36℃となっています。また南の地域でも天候不順となりました。
椎茸
栽培面積は例年並みで収穫量に大きな変動はない見込みです。生産は11月初旬の予定です。
レンコン
収穫・加工が始まりました。10月は加工のピークとなります。原料価格は大きな変動はない見込みです。
ブロッコリー・カリフラワー
天候不順の影響で例年に比べ減産となる見込みです。
諸外国の野菜
エクアドル
ブロッコリー
生育状況は回復いたしましたが、世界的なコンテナ不足の為、海上運賃が上昇しております。今後入荷の遅延が予想されます。
ペルー
アスパラガス
10月は生産が遅れましたが、現在は順調に生育中です。こちらも海上運賃の上昇と
コンテナ不足の影響を受け、入荷の遅延が予想されます。
ニュージーランド
ポテト
生産は終了しました。終盤は原料の状態もよくありませんでした。
海上運賃がさらに上がり、コンテナ不足の影響もあり入荷に遅延が発生しております。