- 農産情報
- 2021年5月31日 15:39
2021年5月 農産情報
国内の野菜
北海道
気候
今年の北海道は平年より気温が高く少し早めの春になってます。
馬鈴薯
4月下旬より植え付けが始まりました。今年は雪解けも早く畑の凍結もなく例年通りに行われました。収穫時期は9月頃を予定しております。
関東
ほうれん草・小松菜
生産中です、作柄は例年並みです。
九州
ほうれん草・小松菜
生産中です、作柄は例年並みです。
中国の野菜
山東省
気候
４月の青島地区の最低気温は5℃、最高気温は18℃でした。今月の平均気温は例年よりやや高目で推移しました。
ほうれん草
山東半島の原料収穫は4月初旬に開始し、今月一杯で終了する予定です。
作柄は例年並みです。
小松菜・青梗菜
山東東部の播種は2月末から～3月中旬に終了しました。収穫生産は4月中旬より
開始しました。作柄は例年並みです。
にら
山東東部では第一回目の収穫が4月中旬より開始し5月上旬に終了する予定です。
作柄は例年並みです。
ねぎ
収穫は4月10日から始まり5月中旬に終了予定です。作柄は順調です。
じゃがいも
江蘇省の播種は3月上旬に終了しました。6月上旬より収穫開始予定です。
山東省は3月中下旬に播種が終わり、6月下旬に収穫開始予定となっております。
作柄は順調です。
春菊
山東東部のハウス栽培の収穫は4月中旬頃終了しました。露地物の収穫は4月25日より
開始しました。作柄は例年並みです。
ごぼう
江蘇徐州地区は5月末頃に収穫開始し、6月末頃には収穫が終了する予定です。
山東倉山地区は6月末に収穫開始し、9月末頃には収穫が終了する予定です。
山東済寧地区では9月末頃に収穫開始し、12月頃収穫が終わる予定です。
人参
各社は貯蔵原料で生産しております。山東省の春作原料の収穫は6月中旬に収穫開始予定となります。作柄は例年並み。
浙江省
気候
年末から年始にかけて、中国全土は十数年ぶりの寒波に襲われました。
北部は言うまでもなく、浙江、江蘇を含める南地域も被害を受けました。
その寒波は生育中の菜の花ときぬさや、スナップエンドウに大変な被害をもたらしました。
菜の花
生育後半に寒波の被害をうけました。比較的低温に強い為、被害（減産）は3割程度に留まりました。
きぬさや
寒波の被害当時は生育初期の段階で、内傷は目立たず20～30％の減産を予測しておりましたが、収穫直前（4月中旬）になりますと、被害は予想を大きく上回り、現状では20～30％しか収穫できず、十数年ぶりの大不作となりました。
収穫数量が激減のため、原料価格は急騰しており、去年の倍以上になっている地域もあります。商品価格の上昇は避けられない状況です。
スナップえんどう
きぬさや同様大幅な減産の為、価格の上昇は避けられない状況です。
いんげん
現在順調に生育中です。
青ネギ
収穫、加工は終了しました。小幅な値上げとなりました。
諸外国の野菜
コロナウイルスの影響により、船便の混雑や値上げなど、世界的に入船時期が大幅に遅れております。
エクアドル
ブロッコリー
2021年2月以降、産地では平年に比べ気温の低い日が続いており雨が多く降雹も見られました。3月初旬には一旦天候の回復が見込まれましたが状況は好転せず、現在、収穫までに通常約3か月のところ4か月を要しており、原料についても低温による品質障害や降雹の影響によるキズなど、歩留まりの低下が発生しております。加えて世界的な船便の遅延に伴い国内の在庫も厳しい状況になっております。
ペルー
アスパラガス
現在生産中ですが、コロナウイルスの影響で生産量が大幅に減少し、北米航路の船便遅延の影響もあり大幅に入荷が遅れております。
ニュージーランド
ブロッコリー
船便の乱れにより遅延が発生しております。収穫は順調です。
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