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農産情報
2021年1月28日 10:59

2021年1月 農産情報

昨年度は世界的に新型コロナウイルスの影響でさまざまな業界に大きな影響を及ぼしています。

国内の野菜

昨年度は世界的に新型コロナウイルスの影響でさまざまな業界に大きな影響を及ぼしています。

また、新型コロナウイルスの終息はまったく見通しが経っていない状況となっており、特に食品業界は外食・フードサービス企業の店舗閉鎖等が深刻な状況が続いています。一刻も早く、ワクチン、特効薬の開発が進み以前の様な落ち着きがある生活に戻れることを祈っております。

北海道

馬鈴薯

馬鈴薯の収穫はすでに終了しています。
今年は北海道全道にて天候不順(日照不足が主要因)また人的要素(ここ数年豊作傾向で馬鈴薯、特に生鮮関連の相場下落により作付け面積の減少)にて今年度収穫開始時より特に生鮮関連のメ―クィーンの減作(例年より35%減)が引き金となっており加工品に廻る馬鈴薯までが生鮮に引っ張られ、且つ減収、減作も重なり、加工品関連原料も20%減となり北海道産を主原料とするメーカー各社は、商品の確保が逼迫しています。
また今期は、全般的に個体が肥大化しており、空洞化現象等も多く発生しており、そのため加工用に関しては、製品歩留まりも大きく落ち込む予想となっています。
また来期に関しても、今年度道東地区降雪なく地温の低下がみられ、来期の原料も不安視している状況となります

かぼちゃ

かぼちゃの収穫はすでに終了していますが、2年続きの豊作となっており、加工は1月中旬まで、しかし低温の為原料の腐れも早く、加工工場では四苦八苦している状態です。今期は、コロナの影響もあり各社前年キャリーオーバーもあり今期豊作のところから次年度持ち越しも大きな影響を与える模様となっています。

人参

人参の収穫もすでに終了しています。今年は毎年多くの作付けをしている富良野地区が不作となっており原料価格が高騰しています。
今後はさらに生鮮原料の数量確保が難しくなる状況となっています。

関東、九州

ほうれん草

九州地区は、台風の影響もなく順調に育種しておりましたが、収穫時期の11月から低温に見舞われ予想以上に草勢が悪く、収穫及び生産が半月以上遅れている状況です。低温の影響が解決されればよいですが今後の収穫、生産は、天候次第となる状況となっています。
茨城地区も11月までは、順調でしたが、収獲及び生産の始まる11月下旬からの低温、また降雨不足から成長が止まっており、草勢も良くない状態です。1月の天候次第となっています。

中国の野菜

山東省

ごぼう

ごぼうの掘り出し作業は12月上旬に終了しています。現在は貯蔵原料を加工している状況となります。また、7月~9月の多雨の影響を受け原料価格が高騰しています。昨年の原料価格よりも高騰しており来年以降、値上げは避けられない状況となっています。値上げ状況に関しては各営業担当者にご確認ください。

人参

収穫は12月上旬に終了しています。また8月、9月の多雨、10月、11月の干ばつの影響を受け約10~20%程減産見込みとなっています。ごぼう同様、高騰している状況となります。

さといも

原料の掘り出し作業は12月上旬に終了しています。例年よりも早く終了しています。今年は夏場の多雨の影響を受け、原料サイズは例年よりも大きなものが収穫されています。特にSサイズの原料が少なくMサイズが多く収穫されている状況です。また、昨年より問題になっていました使用農薬の規制も影響しており原料価格は高騰している状況となります。

ブロッコリー・カリフラワー

栽培面積は例年並みとなっております。原料の収穫生産は10月下旬に始まり、11月下旬には終了しています。また8月、9月の多雨の影響を受け約20%減産見込みとなっています。このままの状況が続けば値上げは避けられない状況となっています。

ほうれん草

ほうれん草の生産も12月上旬に終了しております。原料価格は高騰しており、原因としては、播種の際に大雨で種が流され場所によっては40%程減産見込みの所も見受けられます。

ほうれん草の生育
ほうれん草の生育
ほうれん草畑
ほうれん草畑

浙江省・福建省

浙江地域は日照条件が悪く、降雨が15日間と多く、降雪は1日ありました。

ブロッコリー
収穫及び加工が終盤に入りました。作柄は例年並みですが、原油高や人

カリフラワー
費の上昇もあり価格が値上がりしております。

菜の花
1番華の収獲が開始しました。作柄は順調で数量の供給も充分な見通しです。
最終製品はブロッコリー・カリフラワー等と同様に加工コストの上昇の影響が出る見込みです。収獲、加工は3月末まで続く見込みです。

しいたけ
収穫、加工は断続的になっています。作柄は平年並みです。

きぬさや
昨年は大幅な減産となりましたが、現状での生育状況は平年並みとなっております。

スナップエンドウ
きぬさや同様昨年は大幅減産となりましたが、現状での生育状況は平年並みです。

きぬさや
きぬさや
なのはな
なのはな

諸外国の野菜

ペル

アスパラガ
生産は12月末まで続く予定ですが、新型コロナウイルスの影響(人員)を受け生産能力が落ちています。(例年の6割程度)

エクアドル

ブロッコリー
平年並みに順調に推移しております。

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