- 農産情報
- 2023年1月17日 08:00
2023年1月農産情報
《 国内の野菜 》
農林水産省の2023年1月の野菜卸値見通しによると、調査対象14品目ほぼ平年並み及び安値水準で推移見通です。中でもキャベツが安値傾向となる見込みです。(※調査対象14品目:だいこん・にんじん・はくさい・キャベツ・ほうれんそう・ねぎ・レタス・きゅうり・なす・トマト・ピーマン・ばれいしょ・さといも・たまねぎ)
< 北 海 道 >
ばれいしょ
低温及び長雨の影響で不作となりました。腐れや空洞イモが多く見られ2023年新物迄の原料確保が難しそうです。
かぼちゃ
作柄は例年並みですが、人手不足で作付けを減らしている地域もあり原料は年々減少傾向です。また加工に関しても同様人手不足による生産が影響しますので、数量の確保は年々厳しくなっています。
< 関 東 >
ほうれん草
茨城で収穫・生産本番で作柄・収量とも順調に推移しています。
< 九 州 >
ほうれん草
収穫・生産本番で作柄・収量とも順調に推移しています。
《 中国の野菜 》
< 山 東 省 >
12月の青島地区最低気温-6℃、最高気温10℃、平均最高気温は4.74℃と更に冷え込んできました。
里 芋
山東省地区の里芋新物原料は大幅な価格高騰となりました。栽培面積の減少30%、収穫前期の干ばつと後期の大雨による反収減約20%が要因となり、原料価格だけで昨年の1.5~1.6倍の値上がりとなりました。大幅な減産の影響で、例年より早く11月末迄に終了。その後、原料価格は毎月上昇しております。
た ま ね ぎ
作柄は例年並みでした。貯蔵原料中国国内価格は先月より若干下がっています。
ご ぼ う
大雨の影響を受け昨年よりも約10%減産となり里芋同様、中央政府の糧食栽培指示もありごぼう自体の栽培面積も減少していることから原料価格は高騰しました。
に ん じ ん
異常気候の影響で減産となり太い原料が少なく型抜きする商品の原料が少なく価格に影響が出ています。
ほうれん草
越冬ものが10月中に播種終了し、山東西部では3月から収穫・生産開始予定です。山東東部では4月中下旬に本格的に生産が始まる予定です。
南 瓜
かぼちゃも里芋やごぼうと同様に中国の中央政からの指示により栽培面積は約30%減少、また異常気象の影響もあり反収は例年より約20%減少しています。原料の品質も良くない為、製品歩留まりが悪く価格高騰となりました。
圃場の様子:越冬ほうれん草
< 浙江省 >
晴天は11日間あり、曇りと雨が10日間ありました。最高気温15℃、最低気温-3℃でした。
ブロッコリー
江蘇産原料の収穫、加工終了しました。原料価格は昨年に比べ下がっています。浙江産原料は生育中の大雨による被害で腐敗・変色が多発し、数量減少で価格は上がっています。当分高値推移見通しです。
カリフラワー
ブロッコリーと同様な状況となっています。
菜 の 花
生育は今のところ順調に推移しています。収穫・生産は3月初めを予定しています。
きぬさや
生育は今のところ順調に推移しています。収穫・生産は4月中旬を予定しています。
左 圃場の様子:菜の花 右 圃場の様子:きぬさや
《 諸外国の野菜 》
< ペ ル― >
グリーンアスパラ
2022年2nd CROPの生産が終了しました。作柄は順調でした。
< エクアドル >
ブロッコリー
生育は順調に推移し、供給数量に関しては問題ございません。