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農産情報
2024年6月15日 10:19

6月農産情報

依然として長引く円安と不安定な世界情勢の影響を受けコスト増加に伴う物価高が続いています。34年ぶりに1$155円台を突破しており、2度の為替介入が実施され一時は1$153円まで回復しましたがその後再度の円安傾向が進み1$157円台を推移している状況が続いています。その他2024年問題が浮き彫りになり食品業界及び物流業界は厳しい状況が続いています。

《 国内の野菜 》

関 東 >

ほうれん草

生産が最終盤になっております。気温が例年より高く、一部加工能力を超える速度で生育が進んだことにより、最終製品数に影響が出ている模様です。小松菜:生産が始まりました。今のところ比較的順調に進んでいます。

九 州 >

ほうれん草・小松菜

4月初旬にて収穫生産は終了いたしました。生産量は2月の天候不順の影響を受けており例年よりも減産となっています。

《 中国の野菜 》

< 山 東 省 >

5月 青島地区の最低気温:11℃で最高気温:24℃、平均最低気温:14.1℃となり、平均最高気温は21.5℃でした。例年、5月の平均気温は最低:13.9℃、最高20.5℃のため、例年より平均気温は高く雨は例年並みです。

人    参

現在は河南省の原料を収穫しています。原料価格は先月よりも上がっており、依然として原料価格は高留まりの状況です。

先月同様、貯蔵原料を使用し生産しています。原料価格は先月よりも下がっています。

た ま ね ぎ

収穫、生産が始まっています。6月中下旬には終了予定となっています。作柄は例年並みで原料価格は先月より若干下がっています。

小松菜・青梗菜・春菊

4月25日頃より生産開始。作柄は例年並みです。

青ネギ・ニラ

先月同様、4月中旬より収穫生産が開始。6月中下旬収穫終了予定。作柄は例年並みです。

茄    子

4月上旬移植が終了、本格的な収穫は6月中下旬を予定しています。作柄が例年並みとなっています。

だいこん

収穫生産が始まりました。作柄は例年並みとなっています。

じゃがいも

播種は3月上旬に終了しており、6月下旬より収穫開始予定となっています。作柄は例年並みとなっています。

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< 浙江省・江蘇省 >

スナップエンドウ・きぬさや

先月同様、生育状況は非常に悪く度重なる寒波の影響で3割程減産となっています。その他、収穫に時間がかかるスナップエンドウ、きぬさやより小麦、とうもろこし等の収益性が高い農作物への転換が進んでおり今年の新物は原料価格の高騰及び数量確保が厳しい状況となっています。

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そらまめ

スナップエンドウ・きぬさやと同様に寒波の被害を受けています。反収も3割程減産予定となっています。

いんげん:寒波後の春栽培が始まっており生育状況はほぼ例年並みとなっています。原料価格も例年並みを予定しています。

えだまめ

生育順調、栽培面積は例年並み。収穫・加工の開始は6月末になる見込みです。

グリンピース

播種は終了しており生育状況は順調です。収穫時期は7月下旬を予定しています。

ホールコーン

播種は終了しており収穫時期は8月中旬を予定しています。

小松菜・青梗菜

収穫生産は終了しました。作柄、原料価格は例年並みとなっています。

《 諸外国の野菜 》

< ベルギー >

ポ テ ト

中東地域における船舶安全確保の為に、各社スエズ運河を迂回する航路が続いています。迂回することにより2週間程度の着荷遅延、及び追加サーチャージが発生しています。その他4月以降の降雨が多かった影響で作付けが大幅に遅れている状況です。

< ペルー >

アスパラガス

ファーストシーズンの収穫はほぼ終了致しました。セカンドシーズンの収穫は8月下旬から9月上旬にかけて開始予定となっています。

< ニュージーランド >

収穫は終盤を迎えています。

< エクアドル >

ブロッコリー

弊社が使用している船会社より、南米航路においてコンテナ不足が生じているとの情報を入手することが出来ました。現在、メキシコ マンザニーロ港混雑の影響で荷物を積んでいるコンテナの積載が優先されており、空コンテナが後回しとなり回送が間に合っていない状況が続いています。また混雑のためスケジュール遅延が発生しており、遅延回復のため横浜、プサン抜港する状況が発生しております。

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